ロレックス(ROLEX)について
世界中で発音しやすい語感と、文字の形の美しさから「ROLEX」と命名
ロレックス(ROLEX)が企業として設立されたのは1905年。
ドイツ出身のハンス・ウイルスドルフが、ウィルスドルフ&デイビス社という時計販売店を構えたのが歴史の始まりです。
当時の携帯用時計といえば懐中時計がメインでした。しかしハンス・ウイルスドルフは、腕時計の時代が来ることを予測し、1907年には製造と開発のため、スイスのレオポルド通りに事務所を移転します。
ハンスはネーミングに強いこだわりを持っていて、世界中どこの国でも発音しやすい語感と、時計に刻印した際の文字の形の美しさを考慮した末、「ROLEX」というブランド名を付けました。
懐中時計をさらに小さくした腕時計は、当時の技術では性能として落ちる点がありました。ハンスは改善を重ねてロレックス(ROLEX)の心臓ともいえるムーブメントの向上を目指します。
その努力が実り、1910年にはクロノメーターの公式認定を受け、さらに1914年には航海の際に利用されるクロノメーターにのみ与えられる証明書を取得し、一般的にもロレックス(ROLEX)は精度が高いと認知されるようになりました。その後1919年には時計産業が活発であるジュネーブに本社を移します。
1953年からサブマリーナや、GMTマスターを開発
1926年には世界で初めて防水・防塵処理のされたオイスターが開発され、ロレックス(ROLEX)の歴史はより高いステージへと突入します。
その翌年にはロレックス(ROLEX)の防水性を確認するために、イギリス人スイマーが10時間かけてドーバー海峡を泳ぎましたが、ロレックス(ROLEX)の防水性は高いもので、スイマーがドーバーを泳ぎきって陸にあがった後も安定して時を刻み続けていました。
1931年には世界で初めての自動巻き機能を持つ、パーペチュアルを開発しその2年後に特許を取得します。
その後も飛行士やドライバーに携帯され、さまざまな角度からの耐性テストを行いました。
1945年には3時の位置に日付を付けた自動巻きのデイトジャストを発表、より高い実用性をもたらしました。現在では日付表示は珍しくはないのですが、この当時としては画期的なもので、それを始めたのがロレックス(ROLEX)でした。
1953年になるとロレックス(ROLEX)にとって、また新たな歴史が動き出します。さまざまな分野で活躍する人のために、厳しい環境下でも耐えられる製品の開発を始めます。
潜水に適したサブマリーナや、パイロット用のGMTマスター、美しいデザインと日付だけでなく曜日の確認ができることからビジネスの場に適しているデイデイト、極限の環境化で性能を発揮するエクスプローラⅡなど、機能だけはなくデザイン性に優れている点もロレックス(ROLEX)が長きにわたり人気を博している理由です。